こんにちは、黒豆(@i1wanna1go1home)です。
オーストラリアは同性婚が認められている国。
私自身レズビアンで日本にいた頃、友達にもまだカミングアウトしておらず窮屈な思いをして過ごしていましたし、田舎に住んでいたのでLGBTの友達は1人もいませんでした。
ワーキングホリデーでオーストラリアに2年間滞在していた際、LGBTに関してとてもオープンで感激。
こんなに自分のセクシャリティに対して周りの反応にビクビクせず堂々と過ごせるなんて…
そしていろんな経験をして日本に帰国した今、ふと思ったんです。
オーストラリアに来てどれくらいLGBTの友達ができたんだろう。。。
オーストラリアにいた頃はLGBTの人たちが周りにいるのが当たり前だったから気にもしていなかったのですが、実際に指折りカウントしてみると思い出せる人だけでなんと!!!
30人!!!!
ウワォ!!!!!
ですよね!!!!!
オーストラリアでSNSを使ってLGBTの人たちに出会ったわけでもなく、普通の生活を普通にしていただけでこの数字。
そこでせっかくなのでオーストラリアで出会ったLGBTの人たちについて紹介していきたいと思います!!
LGBTとは
L : レズビアン (Lesbian)
G : ゲイ (Gay)
B : バイ (Bi Sexual)
T : トランスジェンダー (Transgender)
の頭文字をとっていて現在はLGBTのみならず、様々な性を表現することができます。
私自身のセクシャリティーについて話しますと、私は性自認が女性で恋愛対象も女性なのでLGBTの中のLに値しますが、過去に男性とお付き合いしていたこともありますし、今後絶対に女の子しか好きにならない!というわけでもないかなぁ〜。
まぁ肩に当てはめなくてもいっか〜
とふわっとした感じです。笑
これに関しては自分自身の問題なので、これが正解だ!!こうじゃなきゃダメだ!!
ということはないと個人的には思っています。
LGBTについてもっと知りたい!という方はこちらのサイトにわかりやすく詳しく載っているのでぜひご覧ください。

オーストラリアで出会ったLGBTの人たち
それでは、紹介に入っていきますね。
オーストラリアで出会ったと言っても、国籍は本当に様々。
ファームで仕事をしていたため、多くはオーストラリア人ではなく私と同じワーホリで海外からオーストラリアに来ている人たちがほとんどです。
オーストラリアで出会ったLGBTの人たち第一弾は、オーストラリアで初めて仕事をゲットしたスタンソープという小さい町。
職場の人たち
人”たち”ということで、お気づきの方もいると思いますが複数います。
私がオーストラリアで初めて働いた場所は、ワーカーが23人の小さいファームでした。
女の子20人、男の子3人。
なんとそのうち男女のカップル2組、レズビアンカップル4組(私も含め)。
まさかの男女カップルをレズビアンカップルが上回るという!!!
テンション上がるぅ〜〜
そして、彼女と遠距離の女の子が2人、ゲイの男の子が1人。
ゲイの子はまさかの自分にだけカミングアウトをしてくれました。
その話はこちらから。
※
というわけで女の子20人のうち10人、半数がレズビアン(しかも彼女もち)という結果に!
さらに、それだけではありません。
今彼氏がいるけど女の子とも付き合ったことがある、いわゆるバイセクシャルの女の子も2人いたんです。
というわけで、この職場のLGBT率はなんと13/23
驚愕。
こんなことってあるんですね。。。
類は友を呼ぶと言いますが、いやー、昔の人はよくこういう的を得た言葉を思いつきますよね。
にしても類は友を呼びすぎな気もしますが、まあそこはいいでしょう。
しかしここまでレズビアンだらけだと、マイノリティという言葉を忘れかけてしまいます。
たまに日本での暮らしを思い返して、
本気で日本に帰りたくねぇ…
って思ってました。。。
ここで、なぜこのファームにLGBTの人たちが集中していたかというと、このファームのワーカーの多くは台湾人だったからです。
いや、もちろん他の国籍にLGBTが少ないというわけではありませんが、私が出会った台湾人のLGBT率の高さは本当に高かったと思います。
このスタンソープだけでなく、私のワーホリ人生2年間で出会った台湾人のLGBT率の高さは圧倒的。
私の周りだけ??????
私の周りだけなら類友アゲインですよね。
私、めちゃくちゃLGBTの友を呼ぶ神かもしれない。(海外オンリー)
台湾はアジア初の同性婚ができる国ですからそれだけLGBTに理解のある国です。
私が台湾人の友達にカムした際、
「いいなぁ、恋人がいて!俺もオーストラリアでいい人に会えないかなぁ〜」
という、異性愛者であっても慣れた反応。
みんなやさちぃ。。。。
本当に日本もこう慣ればいいのになぁ、って心の底から思いますわ。
キャラバンパークで出会った人たち
キャラバンパークとは皆さんご存知ですか???
オーストラリアでの旅行といえば広大な土地をキャンピングカーで周り、夜はホテルではなくキャンプををして自然を楽しむ、そんなスタイル。
その人たちのための宿泊施設としてキャラバンパークがあるわけですが、一言で言っちゃえばだだっ広い公園です、はい。
キャンピングカーがあればそこで寝れるし、キャンピングカーを持っていない人でもテントを立てることができます。
トイレ・キッチン・シャワーは共用で使うことができ、宿泊費も安いのでワーホリでも利用している人が多かったですね。
キャラバンパークに住んでいる多くはヨーロッパ人が多い印象でしたが、アジア人はちらほらいる程度。
よくパーティーに誘われて夜な夜な遊びに行ってましたが、ヨーロピアンが多いせいなのか、水回りが汚かったり、物が取られたりと、私は住みたいとは思わなかったなぁ〜
あるとき、私は彼女と一緒にパーティーへ行き躍り疲れたので座ろうと思ったのですが、椅子が空いておらず、5人がけのテーブルに3人ヨーロピアンの男の子が座っていたところに相席させてもらいました。
私の彼女は踊り足りないとのことでビール片手にさっさと人混みに消えていき、元気だなぁ〜と彼女を遠い目で見ていると、3人のうちの可愛い系男子が握手を求めながら挨拶をしてくれました。
「ハイ、僕マイケル、ゲイだよ〜ちなみにこっちの2人もゲイ、みーんなゲイだから安心してね♡」
ビール吹き出しそうになりましたよね。
初対面のどこの馬の骨かもわからん奴にいきなりカミングアウトをぶち込み、隣にいるとはいえ友達もゲイだとアウティングして、しまいにはゲイだから安心してというなんの根拠もない安心感を無理やり押し付けられるとかなんなの!!!!
顔は可愛いしなんだよチクショー。
「よろしく、あ、でもゲイだからってあなたのことはまだ信用してないどね!!!」
って言ってやりました。
こんな第一印象最悪なマイケルだけど、帰国した今でも連絡を取り合うほど仲良しになりましたのでご安心を(何が)
実際他の2人もゲイだと公言していて、マイケルにも聞かれたら周りに言っていいよと言っていたらしいのでアウティングにはならないよ〜と後から聞きましたが、ビックリするからやめて!!って言っときました。笑
そしてその後私もカムをして彼女はそこで踊り狂っている韓国人だよ、と紹介。
私はカムするときは自分の口から伝えたいから、たとえ私が隣に座っているからといってさっきみたいに知らない人に私のセクシャリティこと勝手に言わないでね!って釘を刺したら、
「当たり前じゃ〜ん」
なんてふざけた言い方をされムッとしましたが、そういうところはちゃんと守ってくれた(と思ってる)から、ね、今でも友達やれてるんだろうな。ははっ。
そんなこんなでたわいも無い話をしながらビール片手に踊っている人たちを眺めていました。
私「ここのキャラバン可愛い(女の)子多いね〜」
マ「本当にそれは思う!可愛い(男の)子多いよ!」
私「どんな子がタイプなの?」
マ「あの子かなぁ〜〜(男の子を指差す)」
私「男興味ないからなぁ〜私あの子かな!!(女の子を指差す)」
マ「女興味ないからな〜」
なんとも不毛な会話と思う反面、こんな会話を普通にできるって幸せだな〜なんて思ったり。
最初は警戒しまくっていたけれど、なんだかんだ居心地が良くてマイケルと他2名に会いによくキャラバンパークへ遊びに行ったし、マイケルが帰国するときはブリスベン空港まで見送りに行きました。
絶対泣くと思っていたんですけど、マイケルの嗚咽混じりの号泣姿にちょっと引いて涙が引っ込みました、ごめんなさい。
マイケルちゃんは可愛い容姿からは想像できないくらい大胆で破天荒で友達をとても思いやる気持ちが大きく、オナラの音もでかい。
本当にいい友達ができたなぁ。
帰りの車の中でしっかり泣きました。
嗚咽はしてないけれど。
マイケルのエピソードはたくさんあるので、またそのうち他の記事でも見かけることになると思うので楽しみにしてください。笑
まとめ
オーストラリアで出会ったLGBTの人たち第一弾いかがでしたか?
30人のうちの16人はスタンソープ で出会ったということですね。
多いなぁ〜
第二弾もよろしければご覧ください。


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